開催日時 | 令和2年11月15日(日)13時~15時半 |
場所 | トークネットホール仙台 第7会議室 |
講師 | 岩渕俊久先生(宮城支部青年部育成委員) |
参加人数 | 青年部 11名 |
宮城青年部の会員活性化を目的とした企画『宮城茶道ラボ』第二期生の6回目の研修が行われました。
『宮城茶道ラボ』では、2年間で計6回の研修を行い、最後に青年部の卒業生と一緒に卒業茶会を開催する予定です。
最終研修は「懐石料理について」をテーマに、宮城支部青年部育成委員の岩渕俊久先生にご講演をいただきました。研修の前半は日本の食文化の歴史についてお話いただき、自服でのお呈茶をはさみ、後半はお茶事における懐石料理の流れを中心にご講演いただきました。
また、事前に撮影させていただいた講師の料理動画を後日研修生に公開し、自宅で動画を見て作ったお料理の写真や感想を共有することで、実技も伴う充実した研修となりました。
日本の食文化の歴史から茶懐石まで、講師の岩渕先生にとてもわかりやすくお話いただきました。
研修生の皆さんは、熱心に聞き入っていました。
研修生からの質問にも丁寧にお答えいただき、茶懐石が初めての人でも工夫次第で手軽にできるアドバイスも頂戴できました。
お呈茶の時間は、ラボ第二回研修にて堤焼乾馬窯で自作したお茶碗で自服しました。
街路樹の銀杏が美しい時期だったので、外郎製の銀杏のお菓子をいただきました。
感染症予防の観点から各席での自服といたしましたが、久しぶりに同じ空間で皆さんといただくお菓子とお茶は、格別に美味しく感じられました。
今回の研修では講演会の前に、講師の調理風景を動画撮影させていただきました。
研修生のために、ご家庭で簡単にできる献立二品を作って見せてくださいました。
教えていただいたのは、茶懐石の預け鉢におすすめのお料理「柿なます」と「白和え」です。
彩りも綺麗で、どんな器に盛り付けるか考えるのも楽しくなる二品です。
後日、研修生に料理動画を公開し、各自お家で作った写真や感想を共有しました。
皆さんとても上手に出来上がり、盛り付けも綺麗です。
それぞれが実際に作ってみて感じた事を報告し合うことで、大事なポイントも明確になり、お互いに学び合うことができました。味付けはお好みでということでしたので、皆さんそれぞれのお味も気になります。
いつかお茶事でお出しできる日を楽しみに…。
無事に最終研修を終えた記念に、最後に一瞬だけマスクを外して写真撮影。
二年間の研修で深まったご縁と絆を大切に、来年に延期となりました卒業茶会をもって、第二期宮城茶道ラボは修了となります。